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スクリーンの誘惑

見た映画の記録を関係ないような雑感といっしょに。

リバース

 湊かなえの「リバース」を読んだ。いま藤原竜也主演で連続ドラマ化されている。

 ドラマ化されていることは本を読むときに同時に知ったが、先週ドラマを観てなにがよかったかってね、藤原竜也のダサさ!藤原竜也演じる主人公の深瀬くんは、絶妙にダサいんです。普通の範疇なんだけど、でもやっぱりなんかダサい。なんか冴えない。地味。パッとしない。

 藤原竜也といえば狂気の演技のイメージで、そんなに地味ダサな役できるんだろうかと思っていたけど、本当に地味にダサいんだよなぁ。猫背気味の姿勢とか、視線の動かし方とか、セーターの袖の長さが微妙に長いところとか、そういう小さいところから生まれるこの絶妙なダサさは、さすが藤原竜也、なのかもしれない。

 服の着方はね、大きくは逃げ恥の平匡さんと変わらないんですよ。丸首セーターの下にシャツを着るとか、基本は同じなのに、微妙な色や柄や丈や着こなしが、もうほんと、ぜつみょうにダサい。

 深瀬くんのダサさの再現度合いをみるためにドラマを見たっていいくらい。

 

 これに反して「人は見た目が100%」の桐谷美玲。全然可愛い。眼鏡かけてるだけで可愛いのはごまかせないからね。化粧っ気のなさが地の可愛さを引き立てちゃって、もう全然モテないリケジョじゃないですよ。見た目で得してる側の人間ですよ。たぶんまったく再現できていませんね。(原作読んだことないけど。)ちょっとは深瀬くんを見習ってほしいね。

 まぁ桐谷美玲の場合は、整形せずして途中から綺麗にならなきゃいけないっていう責任も負ってますからね。マンガの実写化の難しさを感じますねぇ・・・。

 

 あ、すっかり話が逸れてしまいましたが、リバースね。

 ストーリーに立ち返ると、大学時代の同じゼミの仲間5人のうち、1人が事故で死んでしまうんです。何年も経って社会人になってから、その事故が発端と考えられる事件が起こっていく・・・というお話。ミステリーなので、もちろん結末はおたのしみで。

 

 この本を読んでなにより気になったのは、男性同士にも女同士のような微妙な人間関係というのはあるものだろうか、ということ。

 自分が一番仲がいいと思っていた友人が他の友人と仲良くしているときの嫉妬心とか、自分の階層を考えて卑下したり引け目を感じたりするとか、友人のクラス(レベル)によるヒエラルキーとか。そういうのって女性特有のいわゆる"女の世界"だと思っていた。というか、いまでも思っている。

 でもこの「リバース」には、男のそういう世界が書かれている。男の世界にもそんなどろっとした感情があるものなんだろうか。違和感がありつつも、これが現実なら、男の世界の初めて見る部分かもしれない。

 同性同士の粘着質は、たいてい女性のものとして表現されるからね。

 

 ドラマは小説と展開が違うようで、重大だと思われる部分が異なっている。さすがに結末は同じところに落ち着くんだよね??といつつ、つい気になって今週からは録画予しています。

 

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