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スクリーンの誘惑

見た映画の記録を関係ないような雑感といっしょに。

「夜は短し歩けよ乙女」

 アニメーション映画を見たのは何年ぶりだろう。というか、きちんと全部見たのは初めてかもしれない。

 ジブリを一番長く見たのは金曜ロードショーの「もののけ姫」のみ。それも途中でお風呂に入った。お風呂から上がったら、鹿の首から出るどろどろが山を覆っていた。

 あの「君の名は。」すら見ていないという体たらく。なぜだかアニメーション映画に抵抗があって、足を踏み入れないままだった。

 それでも今日、アニメーション映画の「夜は短し歩けよ乙女」を観に行ったのは、大好きな源ちゃん(注:星野源さんのことです)が声優をやっているからなのです!

 

 正直、最初は話がわからなかった。時間軸がわからず、季節の移りかわりも不明。飲み比べをしていたと思ったら、古本屋を巡り、いつのまにかミュージカルになった。

 でも最後にきて突然響くラスト。「何かのご縁」の言葉の通り、すべてが人と人との縁で繋がっている。良くも悪くも全部人の縁、というのは、確かにと思う。

 私が今週いらいらいらいらして、家に帰っても処理しきれない嫌な気持ちを抱えていたのも、言ってしまえば人の縁。欲しくはなかったけれど。

 ところどころわけわからんなぁ、なんだこれ、と思って声を出して笑い、最後には温かい気持ちになって、すこし泣いてしまった。

 

 人との縁に目を向けるのは、怖いことでもある。続いている縁、切れてしまった縁、自ら切った縁。自分の行いを振り返る修行のようだ。

 でももしかしたら、そこに感動かあるかもしれない。めくるめく一夜は、私にも起こるかもしれない。

 私の中に渦巻いていた黒い汚いものが、すこしは薄まって流れたような気がする。

 

 "黒髪の乙女"に恋する"先輩"の『ナカメ作戦』も『ロマンティックエンジン』も、めちゃくちゃ可愛いの!きゅんとしちゃう。あぁ、でも、説明はしたくない。この可愛さは観て伝わってほしい。恋ってすてきだ。

 もう疲れていたはずなのに、いまさらこんなこと思うなんて。私のロマンチックエンジンも、導火線に火花くらい散ったかも。

 今夜この映画を観て、ほんとうによかった。

 

 作中に出てくる「ラ・タ・タラム」という絵本もとっても気になる!本屋さんに行ったら探してみよう。

 

 ところで、源ちゃんが声優をしている"先輩"って、きっと童貞だよね。俳優としての役だけでなく、声だけでもこの童貞あてがわれ力。そんなことを思ってにやにやしてしまいました。

 

kurokaminootome.com