スクリーンの誘惑

見た映画の記録を関係ないような雑感といっしょに。

映画

「美しい星」

なんだか不思議な映画だなぁ、と思っていたら、最後に突然のいい話風。 結局全部妄想のような、でも説明のつかないところもあって、なんだかわけわかんないけどこれはこれであり。 知らずに観たのですが、原作が三島由紀夫なんだね!読んだことないけど、こ…

「帝一の國」

気軽に観られて楽しい映画だったな。重い映画の「映画観た感」も好きだけど、こういうのもないとね。 未来の要人候補が通う高校なんて本当にあるのかしら。東の開成、西の灘、あたり? あまりにも縁がない世界すぎて想像が及ばないけれど、10代のうちからそ…

「ちょっと今から仕事やめてくる」

精神的暴力で人が心を病んでいくさまを見るのはつらいものよね。 双子オチっていうのは少々拍子抜けな感じもするけど、まぁミステリーじゃないしいっか。 10年くらいまえに初めて本格的な精神的不調に陥ったとき、実家は温かかったなぁ。 田舎が嫌いで、はや…

「追憶」

失恋したときに、悲しい曲を聞くか、明るい曲を聞くかは、派閥が分かれるところだと思います。 迷いなく前者の派閥として生きてきて早10年以上。失恋に限らず精神的につらいときは、悲しい曲、暗い曲、人間の闇を感じる曲ばかりを聞いては、ひたすら泣くとい…

「無限の住人」

あああR12指定って、こんなに血みどろなんでしたっけ。 いやぁどう考えたってわかってたんだけど、バッサバッサ。「100人斬り」って延べ人数じゃなく一度にだからね。バッサバッサ。どんどん死んでいきます。血がザバァッって飛ぶに留まらず、腕とか脚とかさ…

「美女と野獣」

ディズニーの実写映画ってやっぱり最高! お城も調度品も細部まできらびやか。ヨーロッパの田舎の街並みも荒廃したお城も、ディテールまで手が込んでいる。こまやかに絶対に手を抜かない感じ、さすがディズニーです。 ヒロインのベルが野獣と踊るときに着る…

「バーニング・オーシャン」

人が亡くなったり、痛い思いをしたりする映画は苦手だ。怖くて画面を見ていられない。『アメリカ史上最悪の石油災害』と聞けば、苦手な類の映画だということは容易にわかるのに、予告編につられてつい観てしまった。 映画の半ばあたりで、この映画を観たこと…

「暗黒女子」

学校というのは、階層社会だ。少なくとも女子の世界は。 派手なトップ集団と、コアな世界を形成している地味集団。そしてそのどちらにも属さない中間層。だいたいどこもその3階層だと思う。 その階層の決まり方というのは非常に不明確で、頭がいいわけでも、…

「ムーンライト」

自分はストレート(異性愛者)だという確固たる自信は、どのようにしたら生まれて、いくつになったら確定するのだろう。 私は男性としか付き合ったことがないし、キスもセックスも男性としかしたことがない。好きになったのも男性だけだ。 でも女性とも付き…

「夜は短し歩けよ乙女」

アニメーション映画を見たのは何年ぶりだろう。というか、きちんと全部見たのは初めてかもしれない。 ジブリを一番長く見たのは金曜ロードショーの「もののけ姫」のみ。それも途中でお風呂に入った。お風呂から上がったら、鹿の首から出るどろどろが山を覆っ…

「愚行録」

ストーリーは、週刊誌の記者が1年前の一家殺人事件を追うため、被害者と生前繋がりのあった人々に取材をしていく形で展開する。人間過去をつつかれれば綺麗なばかりではないけれど、残酷なくらいだ。 冒頭から、殺された夫の同僚男性の回想の中で、男たちは…

「LA LA LAND ラ・ラ・ランド」

「夢は諦めなければ叶う」「諦めない人が成功する」という言葉は世間に溢れていて、夢追い人には欠かせない。それは真実でもあるけれど、「物は言いよう」でもある。 今日を最後に、と決断して区切りを付けた翌日に千載一遇のチャンスが待っていたかもしれな…

「相棒 劇場版Ⅳ」

私の地元には有名な語り部がいる。地元の小中学生はみな、彼女の話を聞いたのではないかと思う。 終戦間近の空襲の夜、彼女は幼い娘を背負って逃げた。戦火から逃れようと川に飛び込んだが、B29が油を投下したあとに焼夷弾を落とすものだから、川の表面は火…